[児童書 しあわせなハリネズミ] 自分にとって大切な友達を知る

[児童書 しあわせなハリネズミ] 自分にとって大切な友達を知る

しあわせなハリネズミ

どうも!児童書大好き!のんきに本気なジョーです!

「僕は一人でも大丈夫!!」と思っていたハリネズミがともだちとの出会いで変わっていく物語、大切なともだちとはどういうともだちなのかについて考えさせられる本「しあわせなハリネズミ」を息子と一緒に読みました。

題名 しあわせなハリネズミ
藤野恵美(ふじのめぐみ)
小沢さかえ(おざわさかえ)
初版発行 2019年10月16日
出版社 講談社
本のサイズ 22cm×16㎝
本の厚さ 16mm
本の重さ 330g
表紙 カバー ハードカバー
ふりがな ふりがなあり
文字の大きさ 約4mm
ページ数 126ページ
対象年齢 小学校低学年から

「そうだ。

このどろだんごができたら、きみのししゅうと、ひとつ、こうかんしてくれないか?」





一人でも大丈夫なハリネズミ、一人でも大丈夫なハリネズミは、ともだちを必要としていません。

散歩をしていると色々な動物たちに出会うハリネズミ。ともだちを必要としていないハリネズミは自分の言いたいことをそのまま口に出します。

ともだちを必要としないハリネズミは、「それを言ったら相手がどうおもうだろうか?」などと想像することはありません。

聞かれたことにはっきりと正直に答えるハリネズミ。ともだちを必要としていないハリネズミの言い方は相手にとってはとても傷つく言葉。

相手の立場になって想像することがないハリネズミ。知らないうちに相手を傷つけてしまいます。ハリネズミからすると聞かれたから正直に答えただけ。相手が傷ついたとしても気にとめません。

そんなハリネズミですが、ほんとうに友達がいらないのでしょうか?相手を傷つけたいとおもっているのでしょうか?

ある日、自分に近寄ってくる動物が!!その動物は、どんどん近寄ってくる。「自分にはとげがあるのに、なんで?近寄ってくるのか?」その時、ハリネズミがかけた言葉とはどんな言葉だったのか?

 

ハリネズミに出来たはじめての友達。

その友達とは、どんな友達なのか?自分が好きなことをみとめてくれる友達。自分が好きなことをみとめ手くれるとどんな気持ちになるのか?その時、起きたハリネズミの心の変化とは?

心の変化が起きたハリネズミはどのように変わっていったのか?ハリネズミから出る言葉は以前と比べてどのように変化したのか?

「これを言ったら、これをしたら相手はどのように考えるか?」

「これを言ったら、これをしたら相手がどのように思うのか?」

想像しながら言葉を選ぶ。

 

友達がいることで、わかる色々なこと。
友達がいることで、考える色々なこと。

 

どのような友達といると楽しいのか。どのような友達がたいせつなのか。
友達とはどのようなものなのか。ともだちというものを理解していくハリネズミ。

近くにいる友達が大切なのか?

遠くにいる友達が大切なのか?

いつも会えるから友達なのか?

近くにいればいつでも会えるのか?

「ぼくたちは、また、あえるかもしれないし、もう、あえないかもしれない。でも、それは、いつだって、おなじ ことなんだ」

友達と一緒にいるだけで元気になる。

友達と一緒にいると楽しい。

色々な見方を教えてくれる友達。

どんなことも楽しく受け取る友達。

どんなことも、良い方向に考える友達。

自分のことを考え、自分の立場になり想像しながら話してくれる友達。

 

大切な友達とはどういう友達なのかについてがわかる本『しあわせなハリネズミ』

児童書っていいですね。


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